中原地帯周辺の状況
降雪地帯 |
大陸の北方にある為、冬季は雪に閉ざされるのでそう呼ばれている。 |
蓬莱山 |
かつて、神話時代には繋がっていた天界と地上界が、天帝の雷(いかずち)によって分け隔てられた時、天界を支える為に残された八つの高峰を『蓬莱山』と呼ぶ。
天界と地上界を繋ぐ架け橋の役割を果たす位置にある為、『中有(ちゅうゆう)界』とも呼ばれる。
現在知られている蓬莱山は、中原地帯の周辺に聳える三つと、常世の国にも一つの存在が知られているが、それ以外は人の立ち入るべきでない場所に聳えるといわれている。 |
不似の山 |
明日見が幼少期を過ごした峰。
山の中腹部には、明日見の所属する『天元堂』という館が建っている。
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白氷の山 |
万年雪と氷に閉ざされた高峰。
天帝の雷の破片がこの峰に突き刺さっている為に、氷に閉ざされたのだという逸話もある。 |
黄砂の山 |
不毛の砂漠の外れに聳える、岩と土に覆われた高峰。
不毛の砂漠から風で飛ばされた大量の砂が、黄砂となって年中吹き荒れている。 |
迷いの森 |
天帝の雷で蓬莱山が出現した後、不似の山を取り囲むようにして現れた大森林地帯。
一度迷い込むと二度と抜け出すことが出来ないといわれる逸話により、いつしか『迷いの森』と呼ばれるようになった。 |
不毛の砂漠 |
黄砂の山の外れから、中原地帯の南方を広く覆っている大砂漠地帯。
不毛の名の通り、どのような生物も生存できない土地とされている。
もちろん、どのようなつわものの探検士といえども、不毛の砂漠だけは越える事が出来ないといわれている。 |
龍の絶海 |
中原地帯の東方に広がる巨大な荒海。
天界の神々の従者とも、神々の化身とも言われる龍の棲家とされ、絶海に漕ぎ出した者は例外なく龍に食われてしまうのだとか。
絶海の遥か彼方には『常世の国』があるといわれているが、未だ誰も訪れた者はいない。 |
常世の国 |
龍の絶海の果てにあるといわれる、人が死後に訪れる場所。
常世の国には第四の蓬莱山があるといわれているが、未だ確認した者はいない。
常世の国を訪れるには一度死ぬしかないし、常世の国から舞い戻るには生き返るしかないのだが、そのような神の業を人が為せる筈がない以上、確認のしようがないのだ。 |
黄泉路の国 |
大地の奥深くにあるといわれる、人が死後に訪れる場所。
なぜ人が死後に訪れる場所が二つあるのかは不明だが、一説によれば『常世の国』に赴くのは、生前天帝の意に沿う一生を送った者であり、黄泉路の国を訪れるのは、生前天帝の意に反した一生を送った者とされている。 |
天界 |
空の上の遥か彼方にあるといわれる、天の神々が住むとされる場所。
かつては地上と繋がっていたが、天帝の雷によって分け隔てられたといわれている。 |